インターネットの普及により海外の医薬品を個人輸入代行サイトを通じて手軽に購入できるようになった現代において薄毛治療薬も例外ではなくクリニックよりも安価に入手できることから利用を検討する女性もいますがそこには健康被害や取り返しのつかないトラブルにつながる重大なリスクが潜んでいることを強く認識し安易な利用は絶対に避けるべきです。まず個人輸入で入手できる医薬品には偽造品や粗悪品が混入している可能性が否定できず有効成分が含まれていないだけならまだしも有害な不純物が含まれていたり成分量が表示とは異なっていたりすることで予期せぬ健康被害を引き起こす危険性がありますが万が一副作用が出たとしても国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となるため全ての責任と治療費を自分で負わなければなりません。特に女性が注意すべきなのはミノキシジルタブレットなどの内服薬でありこれは強力な発毛効果がある反面全身の体毛が濃くなる多毛症や顔や手足のむくみ動悸息切れめまいといった循環器系の副作用が現れるリスクが高く本来であれば医師が患者の血圧や心臓の状態肝機能などをチェックした上で慎重に投与量を決定すべき薬です。自己判断で高用量の薬を服用してしまった結果重篤な不整脈や肝機能障害を引き起こし救急搬送されるという事例も報告されており髪を増やすつもりが命を危険に晒すことになっては本末転倒です。また海外製のサプリメントや育毛剤の中には日本では認可されていない成分が含まれている場合もありこれらがホルモンバランスに影響を与え生理不順や不正出血を引き起こしたり妊娠中の胎児に悪影響を及ぼしたりする可能性もゼロではありません。さらに言葉の壁も大きな問題でありパッケージや説明書が外国語で書かれているため用法用量や併用禁忌薬についての正しい情報を理解しないまま服用してしまい知らず知らずのうちに危険な飲み合わせをしてしまうリスクもあります。薄毛治療は一度薬を飲み始めたら長期間継続することが前提となる治療であり毎日体に入れるものだからこそ安全性と品質が保証された正規のルートで入手した薬を使用することが何よりも大切です。費用の安さに惹かれて個人輸入に手を出すことは自分の体の安全を安売りする行為に等しく将来の健康を守るためにも医師の診断のもとで処方された日本国内の承認薬または医師が責任を持って輸入した薬を使用するという原則を崩してはなりません。